テクノプラザかつしか(葛飾区青戸7)で12月3日、「第47回葛飾区秋野菜品評会」が行われた。
会場には区内で生産された野菜287点が展示され、見た目や枝ぶりなどの良い秋・冬の野菜が、都農業振興事務所の職員や区民代表によって品評された。
品評された結果、127点の野菜が表彰され、生産者には表彰状が授与された。「今年の猛暑のせいでどれも作物は大きなダメージを受けている。それに負けないで立派な野菜を作ってくれたことに感謝している。今後も区内の生産農家のモチベーション向上のために続けていきたい」と区産業経済課の森本宏課長。
会場を訪れた青木区長は「このような品評会を通して、23区内でも農作物が豊かな葛飾区のアピールになっていけば。近年では自由貿易市場の問題などで農業も問題視されているが、都市農業の役割をしっかりとサポートしていきたい」と話す。
展示された農作物は16時から訪れた来場者たちに安価で販売された。区内の60代女性は「どれも形がいいだけでなく、味もしっかりしていて毎年楽しみ。近くで新鮮な野菜が食べられる環境はいつまでもあってほしい」と期待を寄せた。