12月24日のクリスマスイブの夜、「亀有キリスト教会」（葛飾区亀有2、TEL03-3601-2730）でクリスマスイブ礼拝が行われた。

　同協会は1949（昭和24）年に設立され、今年で61年目。住宅地の中央にある教会は「どなたでも礼拝を楽しんでいただける」ことをコンセプトに、階段にリフトを設置するほか、補聴器・ベビールーム・中国語の翻訳本などを用意している。同教会を中心に活躍する「亀有ゴスペルクワイヤー」は亀有を中心に活動を行っている。

　当日は約50人の参加者が集まり、キャンドルの温かい光りに包まれる中、クリスマスイブのミサが行われた。

　ミサ終了後には参加者たちのイベントになり、歌を披露する参加者も。参加した30代の女性は「毎年の恒例行事。実はクリスチャンではないが、とても厳かな気持ちで過ごせて、ついつい通っている。今年もとても楽しいイベントだった」と話す。

　同教会の鈴木靖尋牧師は「宗教という概念のためか、日頃門戸を広げて歓迎しているが、なかなか地域住民と接する機会が少ない。このようなイベントだけでなく、年間を通したさまざまな企画を用意し、より地域と密着した施設の運営を目指したい」と話す。