葛飾区立郷土と天文の博物館(葛飾区白鳥3、TEL 03-3838-1101)で現在、「オーロラ・宇宙からの贈り物」が上映されている。
プラネタリウムは通常、制作会社から番組を購入する場合が多いが、オリジナル番組を制作し、より多くの観覧者に興味を持ってもらうように工夫している同館。今回の企画は「オーロラ」をテーマとし、デジタルプラネタリウムの性能を生かした上映を行っている。
今回の上映では日本で初のデジタルプラネタリウムによる「宇宙からのオーロラ」の体験が可能。同館学芸員の新井さんは「宇宙から見たオーロラは北極と南極付近で大きなリングを作って輝いている。今回は同館のプラネタリウムの技術を使って完全再現した。自分の目で見られない、もう一つのオーロラを実感してほしい」と話す。
クライマックス部分ではオーロラ撮影を行なっている写真家・中垣哲也さん撮影によるオーロラの動画も上映。中垣さんが撮影したオーロラは数種類用意し、上映回によって異なるのが特長。番組中の星空解説はその日のアラスカの夜空を再現し、解説を行うなどリピーター獲得のさまざまな工夫を施す。
プラネタリウム鑑賞料は大人=350円、小中学生=100円、幼児=50円(別途入館料が必要)。4月15日まで。