足立区立東渕江小学校、震災時の帰宅速やかに-地震対策進む

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 足立区立東渕江小学校(足立区東和3)は3月11日の震災時、児童に1人のけがもなく避難した。

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 同校は速やかに父母へ一斉メールシステムを使って連絡。18時には児童全員を保護者に引き渡した。しかし、約20%の父母が同メールシステムを利用できないため、各クラスの担任が個別に電話連絡し、全父母が迎えに来ることができた。

 現在は、牛乳製造の工場が操業不能なため牛乳の配膳は行っていないが、代替の飲み物を使用して給食も配膳している。今後、計画停電などがあった場合は授業を午前中で切り上げるなどの対策も検討している。

 同校は児童の避難場所としてでなく、災害時にも避難場所として利用ができ、毛布などの防災用品なども備蓄している。同校の坂入信敏校長は「足立区の全ての小学校は、既に新しい基準をクリアした耐震工事を終えている。地震に関しては地域で一番安全な場所といえる」話す。

現在について、坂入校長は「通常より10人ほど多く欠席児童がいる。(地震に対して)不安に思う父母や児童もいるのかもしれないが、小学校は耐震に優れた場所であり、地域の避難場所でもある。安心して通学させてほしい」とも。

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