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柴又の雑貨店が復興支援缶バッジ販売-柴又のブランド力で継続的支援

柴又缶バッジにはひまわりの種が同梱されている。

柴又缶バッジにはひまわりの種が同梱されている。

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 柴又に拠点を置きファミリーウエア・玩具・雑貨の企画・製造・販売を手掛ける「ALrT.TOKYO(アルトトウキョウ)」(葛飾区柴又7)が11月20日、「柴又缶バッジ」の販売を始めた。

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 福島県南相馬市で活動する南相馬ファクトリーが提唱する「UF-787プロジェクト」の一環として作られる同商品。缶バッジは南相馬の障害者が入所する施設で作られ、注文者に送られる。

 パッケージには除染効果があるとされているヒマワリの種を2粒同封。缶バッジ購入者は、ヒマワリの種を植え、繁殖させてから種を現地に送る流れになっている。

 同店代表の半澤裕一さんは「父の故郷が相馬で、幼いころ毎年海に通っていた。震災の後、自分も南相馬に行ったが面影もない姿になっていた。今までシャツやグッズなどの寄付は行ってきたが、継続的に支援できる方法として今回のバッジ製作を思いついた」と話す。

 柴又缶バッジのデザインは、同店で毎年発表される「柴又Tシャツ」のデザインと同じものを採用。デザインについて、「柴又という地名があり、この地域では親しみがあるブランド。地元で販売するのには柴又のブランド力を使って、より多く販売できる方がいいと考えた」と半澤さん。

 今後について、半澤さんは「募金をする行為も大事だが、仕事をお願いする自然な形を継続しながら、福島や地域を支援していきたい」と話す。

 バッジは5種。各300円で販売している。

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