タカラトミーアーツ(葛飾区青戸4)は3月29日、グレープフルーツをまるごとそのまま器にしてジュースが飲める「おかしなグレフルチューチュー」を発売する。
身近な食べ物をワンアクションで簡単により楽しくおいしくアレンジをする「おかしなシリーズ」第4弾となる同商品。付属のヘタ取りでグレープフルーツの上部に穴を開け、本体を挿し込んでハンドルを約1分間(約100回)回すだけでジュースができる。
いわゆる「調理器具」ではなく、「もっと家族に身近なものになるよう」と、本体には目と「ひげ」を付けた。
構造は至ってシンプルで、ハンドルを回すと本体の軸が回転し、プラスチック製の大小2枚の刃が回転しながら広がり、果肉を押しながらまるごと搾っていく。同シリーズの「安全・安心」のテーマも受け継がれ、分解し水洗いが可能。分解した本体は、刻印された番号通りにはめればすぐ組み立てられる。
開発したライフ事業部の和田香織さんは「果物を使う商品、という切り口で、リゾート地のココナツジュースからヒントを得た。年中手に入る果物で、外皮がしっかりしていて水分の多い果肉ということでグレープフルーツに決定した」と振り返る。
搾られたジュースをそのまま飲むのももちろん、「市販の粉末ゼリーで固めたり、牛乳を入れたヨーグルト風にしたりするなどアレンジも可能。お酒を割るのにもちょうどいいので、子どもだけでなく、家族全員で楽しんでいただければ」とも。
同商品の開発期間は約1年。「入社11年目となり、今まで積み重ねた経験から、自分の直感を信じて商品開発のアイデアを深めていくことができるようになった。この先も『おかしなシリーズ』で果物を使った商品を考案したい」と開発への意欲を見せる。
種類はサニーイエロー・ルビーピンクの2種。価格は各1,890円。