葛飾区観光協会(葛飾区柴又6)が2月22日、一般社団法人化すると発表した。
同協会は1951(昭和26年)に発足。現在まで任意団体として区内の観光事業の運営、サポートなどを行ってきた。今回の設立に当たり、4月1日をもって任意団体を解散させ、同日に社団法人として新団体を設立する。22日に役員総会が開かれ、満場一致で可決された。
今回の一般社団法人化について、会長の斎藤勝治さんは「スカイツリーの完成などによち、東京下町地区には多くの観光客がやってくると予想される。法人化することで、任意団体とは異なる多角的な事業展開を行うことが可能になり、葛飾区の活性化に寄与できると考えた」ときっかけを話す。
同協会は、任意団体時代に運営していた事業を引き継ぐだけでなく、ウェブサイトの運営や観光ガイドなどを発行する予定。映画やテレビなどのロケ地を誘致するフィルムコミッション事業も手掛けるという。
同協会の関係者は「今までの観光協会ではできなかった、広く情報発信・収集をすることで、普段は観光地として見られなかった葛飾区に、よりスポットを当てていきたい」と、今後について話す。