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葛飾・立石で「記憶を記録する」アートイベント-「スナック文化」など語り合う

会場になる地下通路と新藤さん

会場になる地下通路と新藤さん

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 京成立石駅を中心とした商店や施設で3月24日、地域とアートの交流イベント「プラットフォーム001 フューチャーアーカイブ」が開催される。主催はNPO法人「かつしか若手産業人会」。

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 同イベントは、毎回プログラムディレクターを公募する、立石を中心とした街の活性化イベントの一環。イベントは20~30代を中心とした若手ディレクターによって構成し、新しい目線での街を紹介していく予定。

 今回のイベントの企画者で、同産業人会の新藤君平さんは「若い人と街、そしてアートをつなげるイベントを作り続けることによって、交流・文化のプラットフォームになってほしい、という気持ちを込めている」と話す。

 初回は新藤さんが自らプログラムディレクターとなり、「フューチャーアーカイブ」と題したイベントを開催。映像作家・イラストレーターの展示だけでなく、太鼓・音楽などのフォーマンスを行う。

 新藤さんは「アーカイブするものは博物館に保存されるものだけでなく、風景・体験など形にならないものも展示していく。記録されることによって、未来を考える一つの資料にしていきたい」と目的を話す。

 当日は、立石駅地下通路を利用したトークセッションも行う。登壇者は葛飾区郷土と天文の博物館(葛飾区白鳥3)の学芸員で郷土史を扱う谷口栄さん、編集者で「天国は水割りの味がする~東京スナック魅酒乱~」の著者でもある都築響一さん、早稲田大学教授で歴史工学家の中谷礼仁の3人。内容について、「立石の名物でもあるスナック文化、そして立石の歴史、建築の特徴などを交えたトークになると思う。立石の魅力を十分に楽しめる内容にしていきたい」(新藤さん)とも。

 今後については、「立石だけでなく、葛飾は非常に魅力のある街だが、両さん・寅さんしか知られていないのが実情。このような活動を通して、アートイベントのインフラとして成長していければ」と話す。

 開催時間は12時~18時30分。入場無料。トークイベントは事前予約制でウェブからの申し込みが必要。

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