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柴又の魅力を再発見する「パネェ」手作り観光マップ-寅さん記念館で講座

「パネェ地図」の作成に参加したメンバーと三好さん

「パネェ地図」の作成に参加したメンバーと三好さん

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 寅さん記念館(葛飾区柴又6)で3月18日、「パネェ~!柴又発見プロジェクト」の一環として手作り観光マップを作るワークショップが行われた。

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 主催者するNPO法人「みらくる」(四つ木5)が、4月末から柴又地区を中心に葛飾で運転を始める「シクロポリタン」(自転車タクシー)の運転手研修も兼ねて行った同イベント。当日は参加者5人が地図作成に携わった。

今回は「半端ない」という意味の若者言葉の「パネェ」をキーワードに、従来の観光マップでは紹介されないようなコアな情報を集め、地元の人も観光客も楽しめる地図制作を目的にした。

 参加者は2つのグループ分かれ、それぞれテーマを設定。事前に2日間行った柴又地区の街歩きで取材・撮影を実施。取材で得た情報と約400枚の写真を基に、B1サイズの模造紙にエリアの白地図を描き、テーマに沿った写真とコメントを加えた。

 指導に当たった葛飾まちづくり劇場(東立石4)の福原忠彦さんは「自分の視点で歩き、面白いところや魅力的な部分を発見することで、そのエリアの細かい部分まで見ることができる」と制作のポイントを話す。

 地図完成後は各グループが発表。アートを切り口にしたグループは、帝釈天の参道沿いに計4点の猿の彫刻である「三猿」があることなどをまとめた。道と看板をテーマしたグループは、まっすぐで歩きやすい道や高低差がある見晴らしの良い道などをまとめた。

 参加者の一人で青戸在住の齋藤誠司さんは「今まで素通りしていた道だったが、今回のイベントでさまざまな発見があり、自分の財産にもなった」と感想を述べた。

 同NPO代表の三好義仁さんは「今回できあがった地図を基に、新しい観光用の柴又マップを作成する予定。寅さんを知らない世代にもっと柴又をピーアールしていきたい」と今後の意気込みを見せる。

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