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「かつしか郷土かるた」販売開始-かるたで深める郷土愛

かつしか郷土かるたと教育委員会土川さん

かつしか郷土かるたと教育委員会土川さん

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 葛飾区は3月6日、区民と共に制作を進めてきた「かつしか郷土かるた」の販売を開始した。

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 同かるたは区教育委員会とワークショップに参加した区民などの手によって作られた。内容は自然や産業、文化や歴史・人物など地域性を考慮した題材。かるたは44の読み札と絵札がセットになっており、関連する場所の地図もセットにした。絵札は世界的な切り絵画家の辰己雅章さんが手掛ける。

 同かるた制作のきっかけは、「かつしか区民大学」のイベント内で群馬県出身の区民運営委員の一人から「群馬県人は郷土愛が強い。『上毛かるた』(群馬の郷土かるた)が地域に根付いている影響が大きいのでは」という発言から。その後、同大学の講座「知って作って育てよう葛飾かるた」で、教育委員会との連携を取りながら制作を進めた。

 読み札は2010年に区内の小・中学生と、ワークショップの参加者から募集。5379句の応募作をもとに制作された。生涯学習課の小菅哲朗さんは「配布だけで終わらせるのではなく、かるた大会などを開催して広めていきたい。ルール作成や審判員の養成も考えている」今後の展開について話す。

 同かるたの販売を記念し、区役所区民ホールでは3月26日~30日、4月16日~26日の期間中「かつしか郷土かるたパネル展」を開き、全44枚を展示する。9時~17時。

 価格は500円。区役所3階にある区政情報コーナーや郷土と天文の博物館(葛飾区白鳥3)などで販売する。

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