東京都立葛飾商業高校(葛飾区新宿3、TEL 03-3607-5178)で11月22日、地元葛飾産の新鮮野菜の販売会が行われた。主催は同校定時制マーケティング部。当日は開店前から30人近い来場者が列を作り、販売開始を心待ちにしていた。
同部は区内のJAから野菜を仕入れて販売。部員が価格を設定し、流通の仕組みを勉強する傍ら、同区で生産された野菜のみを取り扱うことにより、来場者に「地産地消」を体験してもらうのが目的。
販売は売り切れ次第終了になるが、毎月第3土曜日に行われる同イベントを心待ちにしている人も多い。今回初めて訪れた青戸在住の浦田昌明さんは「区の広報誌を見てやって来た。思ったよりも多くの野菜が区内で栽培されていることに気づいた」と豊富な種類の野菜に驚いていた。
同部部長の鈴木隆太さん(4年生)は「3回でたまるポイントカードの発行なども行い、リピーター率を上げる努力をしている。お客様に実際に声を掛けてもらうことが何よりの励みになる。またその場で受けたクレームも、学校やアルバイトでは体験できない勉強になる」と話す。
会場では、野菜販売のほかパウンドケーキやさつま揚げなどの地域の無添加食品を販売した。パウンドケーキの製造・販売を行うチェリーブロッサム(葛飾区柴又4、TEL 03-5668-1462)の赤城まきこさんは「同部が取り扱っているニンジンなどを使用したケーキも取り扱っている。店舗だけでなく、こうした施設で販売することでお客さんにもケーキの良さを知ってもらえる。毎月購入してくれるファンもいる」と販売会の感想を話す。
次回開催は12月20日。