タカラトミーアーツ(葛飾区青戸4)は4月27日、「おかしなまぜまぜ エッセルスーパーカップ」を発売した。
同商品は「おかしなシリーズ」の5商品目。同シリーズは「身近な商品を簡単なアクションでおいしくアレンジ」をテーマに、うまい棒(やおきん)やガリガリ君(赤城乳業)などとコラボ。累計販売数は110万個になる同社のヒットシリーズとなる。
同商品は本体をエッセルスーパーカップ上部に設置。本体上部にクッキーやせんべい、刻んだフルーツなどを投入する。ハンドルを回転させると上部の食材がクラッシュされ、グリップを回転させると食材とアイスを混ぜることが可能となる。
開発を担当した同社の平林千明さんは「開発は昨年11月ごろからで、約半年ほど掛かった。夏前の発売を決めていたので、真冬に何度もアイスを食べることになった」と振り返る。開発にあたって同商品を選んだ理由について、「価格帯も手頃で最も愛されている身近なアイスクリーム。同シリーズのターゲットであるファミリー層に受け入れられるアイスとして選んだ」と話す。
同商品はシリーズのテーマである「簡単」で「安心」を踏襲し、本体は4パーツ全て分解が可能で、簡単に水洗いできる構造にした。「操作が難しいと楽しむ気持ちが減ってしまう。簡単だからこそ楽しい気分になる。ユーザーがやってみたい、という気持ちにさせるためには操作は簡単な方がいい」とも。
同商品はフレッシュフルーツなどを混入することが可能。平林さんは「ジェラートと異なり、その素材の本来のおいしさを保ったアイスが楽しめる。バナナを入れるのもおすすめ」と、自身が試した中で一番のおすすめを紹介する。
「今後も何か一手間を加えるだけで楽しい気分になったり、オリジナルが生み出せる商品が作りたい。今後はその一手間が誰かのプレゼントになるような演出ができる商品を開発していきたい」とも。
色はバニラブルーとストロベリーピンクの2色。価格は各1,260円。全国の雑貨店・量販店、玩具専門店などで販売する。