オリジナルフレーム切手「葛飾の散歩道」が6月1日、郵便局東京支社(港区)から発売された。
同切手は葛飾区の地域振興が目的。昨年は区の花であるハナショウブを題材とした切手を販売し好評だったため、今年も継続発行することになった。
今年のテーマは、区内の観光名所。葛飾区発行の観光ガイドマップから、広く区民や観光客に親しまれている名所を選定。柴又帝釈天(葛飾区柴又7)や堀切菖蒲園(葛飾区堀切2)などを採用した。切手の制作について、同社企画部の村中菜々美さんは「区内に名所がとても多く絞り込むのが大変で何度も打ち合わせを重ねて決めた」と振り返る。
同切手は、シートに柴又駅前の「フーテンの寅像」を大きくデザインしている。村中さんは「寅さんに関連する画像が多いため、リアルタイムで映画『男はつらいよ』を鑑賞した中高年世代に人気が出るのでは」と売れ行きに期待を寄せる。
地域振興については、「区内の方はもちろん、観光客にもぜひ買い求めていただければ。そして観光の思い出に葛飾区から手紙を出してもらえれば地域振興につながると思う」とも。
1シートは80円切手10枚で、価格は1,200円。区内郵便局、足立区内郵便局、日本橋南局(中央区)、西新橋局(港区)で販売中。