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葛飾・高砂で街歩きイベント-目的地の銭湯目指す

入浴後、店主・豆田さん(左)と言葉を交わす参加者

入浴後、店主・豆田さん(左)と言葉を交わす参加者

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 葛飾区の高砂地区で6月10日、「銭湯ウォーク 葛飾の街歩きと銭湯を楽しむ」が開催された。

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 同イベントは今回で4回目。区内の各地域にスポットを当て、その地域の見どころを探訪し、最後に地域に根付く銭湯に入浴する内容。案内役は、葛飾区郷土と天文の博物館のボランティアメンバー「葛飾探検団」が務めた。

 当日は関東地方が梅雨入りし、あいにくの雨模様だったが、区内外から14人の参加者が京成青砥駅に集合。歴史や文化的背景の説明を受けながら稲荷神社(葛飾区青戸1)や青竜神社(高砂6)など、約2時間の街歩きを楽しんだ。

 最終目的地である栄湯(高砂8)には15時前に到着。1956(昭和31)年創業の歴史ある銭湯で参加者たちは雨で冷えた体を温めた。

 参加者で江戸川区在住の森戸正雄さん(57)は「妻がこのような街歩きイベントが好きでよく夫婦で参加している。怪無池(高砂6)のスイレンが一面に咲き、雨がまた情緒的でとても美しかった」と雨中の散策を振り返った。妻の恵美子さん(47)は「地域に根づく銭湯は、人とのふれあいも感じられとてもいい。冷えた体が芯から温まり、全く汗が引かない」とも。

 栄湯2代目の豆田直文さんは「地域と銭湯は長い歴史の中で共に発展してきた。このようなイベントを通して、銭湯と街の魅力について知るいいきっかけとなれば。街と発展してきた銭湯として、今後もこのようなイベントに参加していきたい」と、銭湯ができる地域貢献に前向きな姿勢を見せる。

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