柴又公園(葛飾区柴又6)で6月1日、都内初となるウルトラマラソン「東京柴又100k(ひゃくけい)マラソン」が開催された。
コースは柴又公園をスタートし、茨城県幸手市を折り返し、合計100キロメートル・60キロメートル。当日は国内外から約2800人の参加者が集まり、マラソンに挑んだ。
定刻通り8時に青木克徳葛飾区町のスタートの合図でランナーたちは出走。ゲストでスポーツジャーナリストの増田明美さんがランナーたちとハイタッチし、レースの無事を祈った。
多くの海外選手や記録保持者が出場する中、100キロ部門で優勝したのは栃木県在住の会社員・大島康寿(37)さん。大島さんは2位と30分以上早い差を付け、7時間31分03秒で完走した。大島さんは「100キロマラソンに出場したのは5回目で優勝は初。1週間前の大会でふくらはぎを痛め心配があったが、スピードを意識したレース展開を狙った」と話した。
大島さんは今回のレースについて「往復のコースのため、同じ競技を行っているランナーたちとハイタッチしながらレースを進められたのがとても楽しかった。また、多くのウルトラマラソンは北海道や九州、また海外など一般参加者は遠征費が掛かる。今回のように東京に近い場所でウルトラマラソン大会が開催でき、より競技人口が増えて参加しやすい環境が今後増えていけば」と都内での開催を喜んだ。
なお、100キロの部女子はメーガンアルボガストさんで7時間50分31秒、60キロ男子の部は東田薫さんが4時間12分51秒、女子の部は広瀬真理子さんが5時間17分20秒で優勝した。