亀有香取神社（葛飾区亀有3）で10月6日、「第5回亀有楽座」が開催される。

　今回で5回目を迎える同イベント。主催するじも研（亀有3）の榎昭裕さんは「かつて神社が街の中心を担い街のにぎわいを演出してきた。今回のイベントでは『食』をテーマに神社を盛り上げていきたい」と話す。

　目玉企画は地元の飲食店がオリジナル料理を屋台。当日はコッペパン専門店の吉田パン（亀有3）が柴又の和菓子店・高木屋老舗（柴又7）の餡（あん）を使って作る「限定あんマーガリン」などを提供する予定。

　鮮魚料理店「うみぼうず」（高砂5）は、半世紀以上の歴史を誇るカレールー専門メーカー「ワタナベ食品」（立石5）とコラボレーションしたカレーコロッケ「自衛隊カレーのコロッケ」も提供する。

　ワタナベ食品は1947（昭和22）年に創業。現在は3代目の渡邉正道社長が全て手作りでカレールーを製造している。同社で製造されたカレールーは現在海上自衛隊に納入され、自衛隊員のカレーとして年間30万食分を提供している。

　今回販売するのは初代・哲郎さんが考案した「旭カレールー」、2代目・正さんが開発した「旭カレールーセレクト」、初代の孫にあたる正道さんが考案した「孫カレー」の3種で作ったカレーコロッケ。コラボする「うみぼうず」店主の田中隆二さんは「ほかのカレールーとは異なり風味とコクがある味わい。当初どれか1種類のカレーコロッケの提供を考えていたが、どれも特徴があり3種を展開することにした」と話す。

　今回のイベントに関して、渡邉社長は「66年の歴史の中でもコラボレーションは初めて。今後もいろいろな店と協業しカレーの認知度を高めていきたい」と話す。

　開催時間は10時～17時。雨天中止。