タカラトミー(葛飾区立石5)は2月28日、量産型ロボットでは世界最小となるロボット玩具「ROBO-Q(ロボキュー)」を発売する。
同商品は親指よりも小さいサイズで、全長フューチャータイプ=3.4センチ、レトロタイプ=3.7センチで親指よりも小さいのが特徴。電磁石による二足歩行機能が可能で、赤外線コントローラーによって操作することができる。
同商品は人工知能機能を搭載しており、ボディー左右の「障害物認識ユニット」から得た周辺環境の情報に対して、データベースから最適な行動を選択し、モード選択によって認識した障害物を自律歩行で回避もしくは追跡することができる。センサーは直線3センチ・角度30度で反応し、「コントローラーからはカタカタと歩行するときの音声も流れる。眺めているだけでも楽しくなる」と広報チームの山田さん。
価格は1体3,675円。フューチャータイプ2種、レトロタイプ2種の計4種を発売する。20~30代男性をターゲットに、年間30万個の出荷を目指す。「価格帯も手ごろなので、ぜひ4体購入しみんなで遊んでほしい。4人でチーム分けをしてサッカーなどで楽しむと非常に盛り上がる」(山田さん)とも。
同社は昨年、経済産業省の「今年のロボット」大賞を受賞した「オムニボット・ワンセブンミュー・アイソボット」や、世界中でファンの多い「ゾイド」「トランスフォーマー」などの玩具ロボットの開発・販売を行っている。同社は今後とも家庭に身近な存在になるような玩具ロボットの開発に注力していくという。