亀有・仲町商店街の入り口の手打ちそば店「手打ち蕎麦ダイニング　蕎（きょう）」（葛飾区亀有3、TEL 03-5680-9619）が昨年11月25日のオープン以来、人気を集めている。

　全席テーブル席で34席。店内はコンクリートなどを使った内装で、「そば屋という和食のイメージを払しょくしたかった」と店長でオーナーの津沢さん。メーンターゲットは20～40代の男女。

　メニューは細麺の「せいろ」とそば粉を10割使った「田舎せいろ」の2種類を用意。どれも機械式でなく手打ちのそばを使い、店内には石臼を設置している。手打ちそばにする理由について、「手間がかかってもお客さんと接した商売をしたい」（同）とこだわりを見せる。

　そのほか、そば粉を使ったオリジナルメニューも提供する。中でも「一番の人気」（同）はそば粉を使用した「そばピザ」。ピザ生地にそば粉を使用し、みそ仕立てのソースとのマッチングがリピーターを生んでいるという。「食事をするだけのそば屋とは異なり、つまみになるメニューの開発も行った。店内には日本酒ではなく焼酎を多く取りそろえ、女性客にも気軽に飲めるように梅酒も5種類用意している」（同）とも。客単価は昼1,000円、夜2,500円。

　津沢さんは足立区中川在住で、津沢さんの父もそば職人。高校卒業後に父の下で修行をし、そば店の店長の経験を積んだ後に独立。地元で開業した理由を「そばの楽しさをもっと多くの人に知らえるきっかけになれば」と意欲をみせる。

　営業時間は、昼＝11時30分～14時30分、夜＝17時～23時。日曜･祝日定休。