亀有に本格小籠包店-「鼎泰豊」の元総料理長が開業

飯楽の小籠包。皮を破ると熟成されたスープが出てくる。

飯楽の小籠包。皮を破ると熟成されたスープが出てくる。

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 中華料理店「飯楽(ファンファン)」(葛飾区亀有3、TEL 03-6903-8550)が12月4日、亀有駅から徒歩1分の好立地にオープンした。店舗面積は12坪、席数は21席。店内はレトロな雰囲気でまとめた。

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 同店のメーンは小籠包などの点心。店長の近藤直樹さんは銀座アスターで料理長を務めた後、台湾発祥で米ニューヨークタイムズ誌に「世界10大レストラン」のひとつとして掲載された世界的に有名な点心料理専門店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」日本店の立ち上げに参加し、総料理長を務めた経験を持つ。その後同店を退職後、現在の店舗の店主として立ち上げた。

 同店の小籠包は、鼎泰豊の小籠包の特徴である薄皮の生地にたっぷりのスープが入っている。「それだけでは物足りなく、この店ではオリジナルの味わいを楽しんでいただくように工夫している」(同)。小籠包の生地は1ミリ以内に作られ、スープが透けて見えるのも特徴。「具と皮を合わせて21グラムの感覚は手で覚えている」(同)とも。その誤差は0.1グラム単位で、オープン初日から毎日数百個の小籠包をひとりで作っている。

 そのほか一品料理を取りそろえ、中国麩を使った煮物や蒸し鶏の葱ソースなどを平均600円程度に抑えて提供し、メーンターゲットである30~50代の社会人が気軽に立ち寄れるようにメニューを構成した。ランチ営業も行っており、鼎泰豊のスタッフに人気だった担々麺も提供している。

 主なメニューは、小籠包(320円)、焼き餃子(350円)、蒸し鶏の葱ソース(500円)、鶏肉のペッパー巻き(500円)、タンタン麺(630円)などで、ドリンクは生ビール(500円)、コラーゲン入り白ぶどうサワー(450円)、ローズヒップサワー(450X円)などをそろえる。

 近藤」さんは「大きな店舗で料理長をやっているだけでなく、自分の納得する料理を自分の目が届く場所で提供したいと常々思っていた。お客様との近い距離感で店を育てていきたい。気軽な気持ちで女性客にも来てほしい」と話す。

 営業時間はランチ11時~15時、ディナー17時~21時。水曜定休。

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