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金町の企業が「バイシクル・コーヒー」事業本格化-自転車で都心部へ「輸送」

生豆を焙煎し、状態を確かめる吉川さん(左)と成田裕作さん(右)

生豆を焙煎し、状態を確かめる吉川さん(左)と成田裕作さん(右)

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 スポーツアイテムを輸入販売する「サンウエスト」(葛飾区金町2、TEL 03-5648-3658)が3月15日、「BICYCLE COFFEE(バイシクル・コーヒー)」東京チャプター(支部)を本格始動させる。

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 「ミッションワークショップ」のメッセンジャーバッグをはじめ、「アークテリクス」などスポーツ・アウトドア用品の輸入代理をする同社。銀座(中央区)にショップを構え、ゆっくり吟味したい人のため金町の同所にショールームを設けていたが、今回その場所にコーヒーの焙煎(ばいせん)所を立ち上げた。

 バイシクル・コーヒーは米サンフランシスコのベイエリアで営業するコーヒー会社。創業者が中南米を旅行中、コーヒー農園の実直な仕事とフェアではない取引を目の当たりにしたことが立ち上げのきっかけ。経営理念はフェアトレードで仕入れたオーガニックコーヒーを自家焙煎し、運送会社や自家車両は使わず、人力か公共交通機関を使って配達する。

 東京チャプター立ち上げのきっかけは、取引先である「ミッションワークショップ」から紹介を受けて。理念に賛同した同社が全く異なる分野に挑戦する。昨年8月に現地で焙煎方法や理念などを学び、生豆の状態で米本部から直輸入する。同日、本格始動の第1号として「ビームス原宿」(渋谷区)での販売を開始。その後、代々木公園のアウトドアイベントなどでの販売が決定している。

 運営方針は本社と同じ。金町を拠点に全て自転車で配達するため、自転車での配達可能な範囲の都内近郊での販路を狙う。スタッフの吉川和平さんは「地に足をつけて、自分たちの手で作ったコーヒーをお届けする。コーヒーはあくまでコミュニケーションのツールなので、おいしい発見をしてほしい」と話し、「地道に人力で頑張る」と意気込む。

 商品はミディアムロースト、ダークロースト、ブレンドの3種類で、価格は全て200グラム1,500円。配達は最低ロットを1キロとし、1カ月以上、毎週購入が条件。今夏、水出し用ブレンドも発売予定。

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