高砂に建設中の「イニシア高砂セントラルフォート」マンションギャラリー(葛飾区高砂5)で10月25日、「まちのキャラクターデザイン」の授賞式が行われた。主催は、高砂の商店街「葛飾区高砂南町商友会」とコスモスイニシア。
約2カ月間の募集に対し、4歳から69歳まで約50通の応募作品が寄せられた同企画。投票はマンションギャラリーの来場者や近隣住民によって行われ、投票数がもっとも多かったイラストを最優秀賞とし、同商店街のキャラクターとして採用した。
最優秀賞に選ばれたのは、主婦の藤井美幸さんの作品「たかさゴン」。藤井さんの夫がキャラデザインに先立ち「たかさゴン」という名前を決め、「たかさご」のめでたいイメージを「タイ」と「祝儀袋」で表現したという。藤井さんは「街のキャラクターとして愛されながら、高砂の知名度アップに役立てれば」と笑顔を見せる。
授賞式では、同キャラクターの着ぐるみも初披露。身長は約2メートルあり、早くも同ギャラリー前を通りかかった子どもに注目され盛り上がった。このほか、優秀賞には菅沼竜也さんの「たかサンゴ」、宮澤虎太郎くんの「たこさご」が選ばれた。
同商店街会長の藤井邦仁さんは「高砂南商友会として初めてのキャラクター。これからどうやって育てていくか悩ましいが、コスモスイニシアさんにノウハウを教えてもらいながら、愛されるキャラクターとなるようしていきたい」と話し、「マンションが建ち、新しい住人も増え、今後の高砂はより明るく楽しくなるはず」と期待を込める。
分譲マンションの販売を手掛けるコスモスイニシアの中路健太郎さんは「ただマンションを建てて販売するだけでなく、地域の人に楽しんでもらう企画やイベントを行うことで、自然と地域との交流が生まれる。土地に残るストーリーを刻みたかった」と思いを寄せる。