堀切水辺公園(葛飾区堀切1)で1月30日、「堀切大凧揚げ大会」が開催された。
同大会は今年が初めての試み。同大会は堀切中学校同窓会が中心となって企画された。大会には堀切中学校の生徒のほか、実行委員会のメンバーや周辺の住民も集った。
同大会は当初堀切中学校の生徒との課外授業の一環として計画されていたが、「地域住民が盛り上がれるイベントを考えていた。菖蒲園が近くにあり、毎年6月にはにぎやかになるが、それ以外で一体になるイベントを創出したかった」(同)ということから、葛飾区役所などのバックアップも得て、大会の発展につながった。
また実行委員会のメンバーの中に、「白根大凧合戦」で有名な新潟市南区白根地区に縁があったことから、協力を要請した同地区の住人も当日はマイクロバスで駆け付けた。
当日は雨天になり、同大会の開催も危ぶまれたが、「せっかく新潟から来てくれたこともあるし、大凧は雨にも強い素材でできているので、子どもたちに凧揚げを体験させたかった」(同)との思いから行われた。
会場では、同校生徒たちがこの日のために各自製作した六角凧も用意していたが雨天で中止になった。しかし、白根大凧合戦のメンバーが持ち込んだ大きさ24畳の凧を中学生たちで揚げる一幕も。多くの生徒たちが満足気な顔で家路についた。
同大会の開催の目的を、同大会実行委員会会長で堀切中学校同窓会会長の一杉昌宏さんは「子どもたちに日本の伝統的な凧揚げを体験させ、文化と地域について学んでほしかった」と話す。
次回以降の開催については、「多くの方が協力して頂き今回の会を行えることができた。次回も多くの人々にとっての交流の場として発展していければ」(同)とも。