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葛飾の綾瀬産婦人科が産後ケアセンターに-医療機関発として国内初

プレオープンでは、助産師による育児相談・施設の案内も

プレオープンでは、助産師による育児相談・施設の案内も

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 小菅にある「綾瀬産婦人科」(葛飾区小菅4、TEL03-3838-8151)内に来年1月15日、「産後ケアセンター」がオープンする。医療機関が立ち上げる産後ケアセンターとしては国内初。

院内の様子

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 「産後ケアセンター」とは、出産後の育児支援を目的とし、産後間もない時期の自宅での育児や生活に不安を抱える母親のサポート、赤ちゃんの発育管理やケアなどを24時間体制で行う施設。同産科は、今年3月で24年間続いた分娩(ぶんべん)の取り扱いを終了。1階はこれまで通り産婦人科検診を継続し、2~4階が産後ケア施設となる。

 2階の個室は全10室。赤ちゃんと母親だけでなく、育児サポートを目的とした父親や兄弟も一緒に宿泊することができ、沐浴(もくよく)やケアなどを家族で習うことができる。3階は赤ちゃんと母親のためのケア施設、4階は食堂や交流スペース、アロマトリートメントルームなど。地下1階のスタジオでは、ベビーマッサージや産後ヨガなど、心身を整えつつ母親同士が交流できる講座も随時開催する予定。宿泊中は、赤ちゃんの発育管理や授乳サポート、母親のための身体のケアや育児相談などを行う。

 看護師の渡邊さんは「初めての育児で寝不足によるイライラや疲れがたまり、自分を見失い不安を抱える母親や、育児に悩む女性に何かしてあげられないかと考える家族にぜひ知ってもらいたい。一人で抱え込まず気軽に来てほしい。自分らしく育児するサポートができれば」と話す。

 現在はプレオープン期間で、今月27日まで施設の見学や育児相談などを受け付ける(要予約)。参加した人からは「1人目は母乳育児ができず、2人目こそはと思っていたため参加した。この辺は母乳外来施設が少なく、子ども2人抱えてのバス移動も大変だったので、近所にできて本当にうれしい」と話す。また、同伴した家族は「仕事が忙しく、育児は妻に任せっきりのことが多い。妻が少しでもリフレッシュできるようであれば、どんどん利用してもらいたい」とも。

 施設利用の対象者は生後4カ月以内の赤ちゃんとその母親。利用料金はデイケア(日帰り)=2万円。ロングステイ(7泊8日~)=21万円~。母乳外来、スタジオ講座なども実施する。

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