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葛飾の育児サークルが「足育講座」-専門家を招き足計測も

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四ツ木地区センター(葛飾区宝町1)で5月16日、「足育講座」が行われる。主催は育児サークル「子育て親育ち・てくてくかつしか」。

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同サークルは、幼稚園児や未就学児を育てる母親9人が運営。2013年3月の立ち上げ以来、心身共に健康な子どもを育てることを目的に、ピアノに合わせて全身を動かす「親子リズム」やわらべ歌、食育などの活動を行っている。足育もその活動の一環として同年に開始した。

「足育」とは、靴の選び方や履き方、歩き方などについて正しい知識を得てトラブルのない足を育てる活動。兵庫教育大学・原田碩三教授のデータによると、足が変形している子どもは全体の9割に上り、浮き指や外反母趾(がいはんぼし)、偏平足などのトラブルは、足に合わない靴の使用や外遊びの減少などが原因といわれている。また足の変形は、骨盤、腰、背骨のゆがみにつながりやすく、自律神経の乱れにもつながり、幼少時の足の変形が原因で、成人後に肩こりや腰痛、骨盤のゆがみによる難産となるケースも多いという。

同講座を始めたきっかけについて、同サークルの代表・植田千夏子さんは「足は子どもの健康を支えてくれる土台。親にとっても大切な知識なのに、まだまだ周知が足りておらず、学ぶ場所も少ない」と話す。「講演に参加するために、幼い子供を連れて電車で長時間移動するのは大変。葛飾でも足育を学ぶことができればと思った」とも。

当日は足育アドバイザーの玉島麻理さんを講師に招き、正しい靴の選び方や、足のケアの仕方、姿勢改善の体操などの講座を開く。終了後は、重心の掛かり方や土踏まずの状態などを診断するフットプリンターを使った足計測と、結果に応じた個別アドバイスも実施する。

講座は10時30分~15時30分(計測終了後順次解散)。受講料は講座と足計測で1,800円。講座のみは1,300円。支えがあれば数秒間自立できる乳幼児から参加でき、親子で参加した場合は同料金で2人分の計測を行う。

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