ウィメンズパル(葛飾区立石5)で3月7・8日「パルフェスタ2015」が開催された。
主催は同実行委員会と葛飾区。
男女平等推進センターで活躍しているグループが活動を発表する機会として毎年開かれている同イベント。2日間で約1500人前後の来場者が訪れる。今回は「楽しもう 認めよう 多様な生き方を!」をテーマに、舞台発表、映画上映会、講座、体験コーナー、子どもとあそぼうコーナー、医療福祉や高齢者相談コーナー、物販、パネル展示などを展開する。
開会式では青木克徳区長が「区民、事業者、行政の声を聞いて、社会貢献で力を発揮できるよう積極的に取り組んでいきたい。今回もみなさんの活動の成果をより多くの人に見てもらえるよう期待する」とあいさつした。
フラワーサークル「ひなげし」による講座で、初めてフラワーアレンジメントを体験した南保ヨシ江さん(69)は「花をいじっているとやさしい気持ちになれる。女らしさを取り戻した気分」と話す。
「かつしか女性会議」は日頃の活動のパネル展示のほか、同フェスタで毎年「使用済み切手で支援する活動」として会場で切手の整理・仕分け作業を行っている。同会場に常設している回収箱に集まった1年分と今回のフェスタで持ち寄っていただいた分と合わせておよそ2キロの使用済み切手で、途上国における1人分の出産費用の援助ができるという。
同センター企画の「ぱるかふぇ」では、女性に対する暴力根絶のシンボル「パープルリボン」のバッジやストラップを作るワークショップを行い、運動を呼び掛けた。
同センターの細川さんは今回のテーマについて、「ダイバーシティーが注目されている昨今、さまざまな生き方を互いに認め合い、それぞれの個性や能力を十分に発揮できる社会を目指し、同フェスタが男女平等について楽しみながら学んだり考えたりするきっかけになれば」と話す。