葛飾区商店街連合会が7月25日、「かつしかプレミアム付商品券」の販売を始める。
「かつしかプレミアム付商品券」とは、区内で使える地域共通商品券。500円の商品券が24枚つづりになっており、総額1万2,000円分の商品券を1万円で販売する。区内での買い物が20%得になるということもあり、注目を集めている。区内の消費喚起と、売上拡大による地域経済の活性化が目的。
同商品券は昨年12月、国が推進する地域の消費喚起政策の一環。葛飾区では、商店街連合会が運営を取り行い、準備を進めて来た。4月20日から始まった取扱店募集には、1200店舗以上の申し込みがあったという。
同会の坂田幸康さんは「この勢いだと、もっと増えそう。3000店舗を目標にしている」と話す。「プレミアム付き商品券は、当区では初の試み。消費者からの問い合わせも多く、反響は上々」とも。事業者側も普段企画するイベントに比べてはるかに多い参加率といい、期待を寄せている。
同商品券の特長は、商店街だけでなく大型店舗でも使える点。24枚の内訳は、「一般商店専用券」16枚、「大型店・一般商店併用券」8枚となっている。「消費者の消費を喚起することが目的なので、商店街だけではなく範囲を広げた。小売業、飲食業、サービス業と、業種も幅広い」と坂田さん。
「普段、商店街に加盟していない店舗でも、準会員になることで取扱店に登録できるので、ぜひ応募してほしい」と呼び掛ける。準会員には、すでに150店の申し込みがあるという。「取扱店の募集」は、12月31日まで継続する。
同商品券の販売は7月25日10時から、かつしかテクノプラザ2階大ホール、葛飾区内のイトーヨーカドー、アリオ亀有、同会が指定する販売場所など14カ所で行う。使用期限は、2015年7月25日~12月31日。