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チュニジアの文化や日常を「食」で知るイベント 葛飾のカフェで

提供されたチュニジア料理。手前左奥が鶏のクスクス、手前はオモック・ホーリヤ(人参のサラダ) サラタ・チュニシーア(チュニジアン・サラダ)

提供されたチュニジア料理。手前左奥が鶏のクスクス、手前はオモック・ホーリヤ(人参のサラダ) サラタ・チュニシーア(チュニジアン・サラダ)

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 カフェ雑貨ギャラリー「aire ameno」(堀切4、TEL 03-3697-3521)で7月19日、川の間七大陸食堂「第1回チュニジア 砂漠の国のベルベル料理」が開催された。主催は葛飾の有志団体「川の間プロジェクト実行委員会」。

参加者同士でだんらんしながら、チュニジア料理を楽しんだ

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 「川の間七大陸食堂」は、異国のことをその地の料理を食べながら知るワークショップ。現地に住んだことのある日本人がナビゲーターとなり、実際にどのような日常生活を送り、異国の文化を肌で感じてきたのかを紹介していく。

 第1回はチュニジアのジェルバ島の特別支援学校で2年間美術を教えていた柴又在住の阿久津千尋さんが、現地での日常生活を写真や映像で振り返りながら、国の文化や信仰を説明しながらも、チュニジアを初めて耳にする人にも気軽に聞いてもらえるよう、見聞きしたことや感じたことを参加者25人に話し、親しみを持てるような話には会場から笑いがこぼれる場面も。

 話を終えた後は、当日阿久津さん自身が作ったクスクスやニンジンのサラダなどの料理が出され、参加者同士が料理を囲みだんらんした。「チュニジアではサラダを食べるときにフランスパンをお箸代わりにしていたので、一人当たり一日3本はフランスパンを消費していた」という話も持ち出し、参加者に食事方法の作法なども紹介。

 参加者の坂本みはるさんは「想像や見た目と違って、料理があっさりしていて上品な味だった。木の実を入れて飲むお茶も初めてでおいしかった」と感想を話す。

 会場の提供者である店主の雨宮一浩さんは「若い人やフットワークが軽い人はいろんなところに出掛けていけるけど、お子さんがいる方や年を取っている方、つながりがない方は、外に踏み出す機会がなかなかない。そういった方が、自分の町にあるカフェで、何かにつながったり経験できたりすることがある場がいいなと思っていたので、今回は良かった」とイベントを振り返る。

 阿久津さんは「チュニジアに行ってから、よその国のことを理解するって大事だなと思った。地球は一つだし、外国のことを理解することは日本のことを見つめ直す良い機会になる。これから外国の人が日本に住むこともさらに増えてくるかもしれない。そういうときに仲良くすることでお互いの文化を尊重していける」と、自身の思いを参加者に伝えた。

 次回は8月に、「第2回コロンビア 色鮮やかな大地の実り料理」を開催する。9月以降も、パリ、ブータン、シリア/ヨルダンの回を開催予定。

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