葛飾区金町のマンション「プラウドシティ金町」で8月8日、「Summer festival 2015」が開催された。主催は、プラウドシティ金町コミュニティクラブ。
同イベントは、町会が主催する夏祭り。2014年、マンションの住民有志で始めたもの。同マンションには、725世帯が住んでいるが、まだ新しいことから、地域に根差し、住民同士の交流を深めることを目的にスタートした。2回目となる今年は、地元町会に入ったことで、前年よりも規模を拡大。こだわりは、地域密着。金町の店舗や、「葛飾吹奏楽団」「東京理科大学」のサークル、葛飾のご当地ヒーロー「仮面の勇者ゼロング」「和太鼓 彩」などに出演を依頼し、マンション住民のみならず、近隣の住民も訪れやすいように工夫した。来場者は1499人、前年より大幅増となった。
イベント内容は、ステージパフォーマンスと、産直野菜の販売、飲食コーナー、縁日コーナー、体験コーナーなど。「葛飾吹奏楽団」の演奏で幕開けしたステージでは、チアダンスやアカペラ、和太鼓、フラダンスなど、近隣で活動するサークルが日頃の練習の成果を披露。衣装をまとった子どもたちの姿に、親たちは一斉にカメラを向けた。参加者からは「地域のお祭りなのに、ゼロングショーや、和太鼓の演奏もあり、立派でびっくりした」などの声が上がった。
飲食コーナーでは、地元金町の飲食店「協実食鳥」「オステリアルーチェ」「きせんの肉まん」「菓匠岩月」「brave」などが露天を出した。体験コーナーでは、マンション住民による「石けんデコパージュ」、手作り作家による「スイーツデコ」「サンキャッチャー」「消しゴムはんこ」 などの手作り体験、雑貨販売も行われ、浴衣姿の子どもたちでにぎわった。
夏祭り実行委員の冨所一成さんは「自治会に入って初めての祭りだったので大変だったが、大成功だった。今は脱力感でいっぱい」と感想を述べた。町会会長の川和一隆さんと、実行委員長の中里将始さんは「来年は、実行委員も増やし、さらに地域密着を意識して、年々バージョンアップする祭りにしたい」と意欲を見せた。