葛飾区総合スポーツセンター・エイトホール(高砂1)で5月22日、「第40回わんぱく相撲葛飾区大会」が開催された。
子どもたちの心身における健全育成を目的に始まった「わんぱく相撲大会」は、毎年200を超える地域で開催されており、葛飾区大会は都内でも数少ない本土俵で行われる。今年はおよそ440人の地元の子どもたちが熱戦を繰り広げ、会場では声援が飛び交っていた。
競技は、幼児が男女混合、小学生は男子の部と女子の部に分かれて勝抜戦の後、トーナメント戦を行い、4~6年生の優勝者は6月26日の都大会に出場するほか、さらに代表選手に選ばれると全国大会へと進む。
「小学校対抗戦」は4~6年生の男女問わず3人1組のチーム戦。各校の誇りを掛けて5校が出場し、接戦の末、細田小学校が優勝した。
観戦していた40代女性の一人は「多くの人が見守る中で、子どもたちの緊張しながらも立ち向かう勇気と、ひたむきに取り組む姿に感動した。思わず、知らない子でも応援したくなった」と話す。
大会副会長の石川幾生さんは「今年は40回記念事業として、主に小学6年生を対象に、わんぱく相撲卒業後も関わってくれる子どもたち向けの組織作りを企画している。これからも、わんぱく相撲を区民全体の運動行事として広めていきたい」と意気込む。
全国大会は7月31日、両国国技館で行われる。