葛飾区堀切の「堀切ラッキー通り商店街」(葛飾区堀切2)で8月1日~6日の1週間、「打ち水大作戦」が行われた。主催は「堀切ラッキー通り 打ち水やり隊&(アンド)メロン育て隊実行委員会」。
同商店街で16時からの5分間、一斉に打ち水を行い、「商店街と住民で楽しく、涼を得よう。地球温暖化を考えよう」というもので、昨年に引き続き2回目。ためた雨水や、風呂の残り湯などをまくことで、舗装路の温度を下げ、周囲の気温も低下させる。
今年は、7月31日にオープニングイベントも実施。同商店街の「ほりきりん公園」で、消防団による防災ランプ作りや、打ち水体験、ミスト体験を行った。期間中は、毎日16時になると、それぞれ商店から店主らが顔を出し、自店の前に水をまいた。近隣の保育園からも体験したいと申し出があり、園児がタライから柄杓(ひしゃく)で水をまいた。
最終日に参加した峯岸真歩さん(小1)は「びしょびしょになって楽しかった」と感想を述べた。「水をまいたら、すうっと風が通った」と、峯岸孝輔さん(小5)は話した。
今年は商店街や町会のメンバーで、「メロン育て隊」も結成。それぞれの店の前に鉢を置き、メロンの栽培を行った。「最初は、ゴーヤや朝顔なども検討したが、どうせやるなら周りがやったことのないものを育ててみよう、とメロンに決定した」と同隊の岩崎修さん。大きなもので、直径10センチほどに成長し、近隣の人たちのコミュニケーションが深まったという。メロンの塗り絵も募集し、商店街全体をギャラリーとして各店舗に貼り出した。
岩崎さんは「今年の打ち水は子どもの参加が多く、楽しかった。続けることが大切だと思うので、来年も目玉企画をグレードアップし、盛り上げていきたい」と抱負を語った。