テクノプラザかつしか(葛飾区青戸7)で12月18日、「劇団よしもと葛飾座」旗揚げ公演「葛飾区商店街純情物語」が行われた。
同公演はテクノプラザかつしかが自主事業として、よしもとデベロップメンツと共同企画したもの。劇団員は「小学生以上で地元が好き」という募集条件の下に集まった6歳~77歳の地元有志メンバー46人。
集まったメンバーの参加の理由もさまざまで、「親子で舞台に立ってみたかった」「お母さんに連れられて、よしもと新喜劇の大ファンだったから」など、ほとんどのメンバーが初対面という団体が一つの演目を演じ切り、カーテンコールでは主演女優の小林愛さんが感極まり、涙で言葉が出なくなるという一幕も。
公演終了後、小林さんは「とにかく緊張したが、精いっぱい頑張らせてもらった。こういうインタビューとかホンマあかんのです」と逃げるように劇団員の輪に隠れた。
演出の高畠清さんは、大暴れする元気な子どもたちを前に「子どもたちについては『なるようになれ』としか考えていなかったが、劇団員が自発的に子どもたちをまとめて下さって、とてもうれしかった」と話し、主演の芦沢和哉さんが「子どもたち一人一人に良い思い出づくりをしてあげたい」と稽古が終わるといつも話していたとも。
同劇団は来年1月21日の葛飾演劇祭にも同演目で出演予定。会場は亀有リリオホール、時間は17時30分から。入場無料。