葛飾区役所(葛飾区立石5)の食堂で現在、葛飾の小中学校で提供されている給食メニューの提供が行われている。
全国給食週間に伴い、同区内各地の小中学校で提供されている給食メニューの中から、期間中に提供可能なメニューを同区の栄養教諭を中心に選び、日替わりで提供する同企画。今回が初めての試みとなる。
同企画の担当、学務課給食保健係の増田和美さんは「実際には大人の食事の量に合わせてパンの大きさや盛り付けの量は変わるが、学校に通う子どもたちが普段食べている給食を大人にも味わってもらう機会がようやくできた。童心に帰って食事を楽しんでほしい」と話す。
食堂では、広報誌を見て訪れたという女性が「野菜がいっぱいでおいしい」と笑顔を見せた。「こうやって食べると食べやすい」と独自の食べ方を披露する人など、随所で食事を楽しむ光景が見られた。
同給食保健係の亀井恵美子さんは「調理場の環境などの事情で提供できない人気の給食メニューもあった」と明かす。「企画の結果はまだ出ていないので何とも言えないが、実際に給食メニューを食べた方の声を聞かせていただき、次につなげていきたい」とも。
期間中は、給食メニューのレシピ配布や、区内の小中学校で提供されている給食にまつわるパネルの展示も行われている。
提供時間は11~。土曜・日曜閉庁。1月30日まで。