バジェットトラベラー(個人旅行者)向け宿泊施設、Shibamata FU-TEN Bed and Local(葛飾区柴又7)が3月18日にオープンし、オープニングセレモニーが行われた。
同所は、未活用不動産のリノベーションなどを手掛けるR.project(千葉県安房郡)が葛飾区の柴又寮を回収、リノベーションを行った物件。社長の丹埜倫さんは、柴又に初めて来た時の印象を「人の温かさがあふれる、地域のいいとこどり」とあいさつを始め、「柴又の24時間、それぞれの魅力を宿泊先で提供したい。地域の人に力を貸して欲しい」と話す。
青木克徳葛飾区長は「宿泊施設に限らず、行政として、これからもたくさんの仕掛けを打ち出して、柴又だけでなく葛飾全体の魅力を知ってもらう取り組みを行っていく。R.projectさんには、契約期間の15年といわず、この先も柴又の発展に力を貸してほしい」と今後に期待を寄せる。
「旅の始まりは柴又から」と話す、葛飾区観光協会会長の齊藤勝治さんは「世界中の旅人を迎えるために、どうしても柴又に宿泊施設が欲しかった。素直に喜びを感じている」と笑顔を見せる。
最大宿泊数は102人。宿泊は1泊4,000円から。