水元総合スポーツセンター(葛飾区水元1)で4月17日、レクリエーションボッチャの初回が行われた。
パラリンピックの正式種目となるボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺(まひ)者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツ。目標となる白い球(ジャックボール)を投げ、赤・青のそれぞれ6球ずつのカラーボールを投げる、転がすなどの方法で、目標のボールに近づけるかを競うスポーツ。
高校生のころからボッチャを続けているという本宮たかしさんは「リオデジャネイロ・パラリンピックで、日本のチームが銀メダルを取ってくれたおかげでボッチャがテレビで見られるようになったし、気軽に練習できる場所が増えてきたのがうれしい」と笑顔を見せる。
当日の参加者は、10年以上のキャリアを持つ人、初めてボッチャを体験する人、合わせて約10人。最初は初心者と経験者で分かれてゲームに触れていたが、最後は一緒にゲームを楽しむなど和気あいあいとした雰囲気の中で初回は終了した。
指導員の宮本克己さんは「ボッチャというスポーツの良い所は、障がいのあるなし、高齢者から幼稚園児でも楽しめるところ。地元に広くこの場を知ってもらい、さまざまな方が交流できる場所になってほしい」と話す。
同所でのレクリエーションボッチャは来年3月26日までの毎週月曜、水元総合スポーツセンター体育館3階第1・2会議室で16時30分~18時30分まで、全41回。事前申し込みは不要。問い合わせ先はオール水元スポーツクラブ(TEL 03-5876-9188)。