ベーカリーカフェ「Viser Polaire(ヴィゼポレール)」(葛飾区東堀切1)が5月3日、オープンする。運営はカフェに併設されている知的障がい者の支援を行う、社会福祉法人原町成年寮、就労継続B型事業所Craft(クラフト)。
店名のViser Polaireとは、仏語で「北極星を目指して」を指す。「天空で唯一動かない星」とされる北極星を従業員それぞれの目標に見立てて、進んで行けるように願いを込めて命名した。
同所設立の経緯は、2014年3月、同区立石にあった施設の老朽化に伴う移転改築によるものだが、その背景には特別支援学校の卒業生の進路不足という問題も。
同所で提供するコーヒーやパンは堀口珈琲や名店シェフに監修、技術指導を受け、商品開発に協力を得ることができた。こうした「つながり」を大切に、地域の人たち、人と食(パンと珈琲)がさまざまな形でつながりを持てる場所、「つながりの発信地」としての店づくり目指す。
22日~24日に行われた同所のプレオープンでは「予想以上に多くのお客さんが来てくれたが、オペレーションの部分で不慣れな部分が出てしまって申し訳なかった。味についてはおいしいという声をいただけたことが自信になった。プレオープンの反省を生かしてサービスの向上を行っていく」と所長の佐久間敦さんは話す。
営業時間は10時~16時30分。火曜・水曜定休(土曜・日曜・祝日営業)。