区立新小岩公園(葛飾区西新小岩1)で5月3日、「第28回新小岩地域ふれあいまつり」が開催された。
JR新小岩駅を挟んだ南北の地域住民の連帯意識を深めようと1990年に始まった同イベント。双方の自治町会が共同で模擬店を出店するなどしてイベントを運営している。
昨年と同じく晴天に恵まれた会場では、自治会が主体となって運営する、焼きそばを中心とした飲食模擬店が盛況を見せ、お昼を過ぎた頃には早々に売り切れの看板を出す店もあった。
広場では、東京土建葛飾支部による手作り木工コーナーから金づちでくぎを打つ音やのこぎりで木を切る音が会場に響き、ミニSLやエアー遊具には子どもたちが行列を作った。
ドッジボールに参加したという山崎百華さんは「学校ではあまりやらないが、面白そうだから参加した。顔にボールが当たって痛かったけど、最後まで頑張った」と話す。
本田消防署による起震車や、放水訓練ができる防災コーナーもあり、葛飾警察署による防犯コーナーにはローカルヒーローの防犯戦隊フリコマン、警視庁のピーポくんも登場し、地域の安全対策を積極的に行っていた。
イベントスタッフの鈴木富雄さんは「これだけの規模のお祭りが運営できるのは、地域のつながりがしっかりしているから。今日のイベントの成功は『地域の勝利』」と笑顔を見せた。