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柴又の喫茶店で「デコぬりえ教室」 外道漫画家、平松伸二さんのかわいい下絵で

平松伸二さん(左)、参加者の女の子(中央)、yunさん(右)

平松伸二さん(左)、参加者の女の子(中央)、yunさん(右)

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 柴又駅前にある昭和レトロ喫茶セピア(葛飾区柴又7、TEL 03-6657-8620)の2階で7月16日、「yunのデコぬりえ教室」が行われた。

yunさんが制作した平松伸二さんの絵を使ったデコぬりえ

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 「デコぬりえ」とは、「ぬりえ美術館」(荒川区)の「大人のぬりえサロン」で講師を務めるyunさんが2011年に考案したもの。線画に色を塗った後、ビーズ・スパンコール・リボン・フリル・ボタン・フェルト・シールなどを自由にデコレーションし、立体感を出した作品に仕上げるという塗り絵の新しい手法。作品のコンセプトは「かわいいアート」。

 同教室で行われるデコぬりえの下絵は、著名な漫画家やイラストレーターが描き下ろしたものが使われることがある中、今回は地元在住の漫画家、平松伸二さんの絵が使われた。yunさんが同店の常連客でもある平松さんに依頼したところ、「何でもっと早く言ってくれなかったの」と快諾されたという。

 「外道漫画家」として外道を描くことに定評があり、漫画の内容が過激な事で知られている平松さんがかわいい女の子を描いたことに、yunさんは「絵が出来上がった後で、描き直しをお願いするのは失礼になってしまうと思ったので、すごく不安だった。出来上がった絵はとてもかわいくて、外道漫画家と呼ばれている人が描いたとは思えない。本当にうれしい」と喜びを話す。

 当日は、自身の漫画制作の合間を縫って、平松さんも来場。デコぬりえを楽しんでいた、小学生の女の子からサインを求められ、ノートに似顔絵とサインを入れ、参加者と記念撮影に応じていた。

 かわいくデコレーションされた参加者の作品を前に、平松さんは「おいらの絵がかわいくなっていたのはとてもうれしいが、これから外道を裁く作品を描くための、ドス黒いエネルギーはどこに」と複雑な心境を話す。

 次回の同店でのデコぬりえ教室は8月20日、14時~17時に開催。参加費は2,000円。下絵は木村直巳さんの作品を使う予定。

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