「青戸ヨガスタジオ」(葛飾区青戸6)が7月27日、オープンした。
オーナーでヨガインストラクターの水上真里さんは2000(平成12)年からプロスノーボーダーとして活動し、海外でのストリートレールやスロープスタイルなどの競技を経て、現在は自然の山を滑るバックカントリースノーボードを中心に行っている。夫が撮影する写真は、「スノーリゾートジャパン」デジタル版などにも掲載されている。
水上さんは「15年ほど前にスノーボード競技で両膝のけがをして、5回以上の手術をしたことで体がゆがんでしまった。遠征先のアメリカのスキー場近くにヨガ教室があり、朝と練習後に通っていた。通ううちに体が整いパフォーマンスも上がることを実感し、その後もヨーロッパなど遠征で行く先々でヨガ教室を探して通うようになった」と話す。
水上さんは2019年、全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター資格RYT200を取得。「改めてヨガの呼吸で落ち着いて体を動かすことも分かった。スノーボードを長く続けていくためにもヨガの資格を取ろうと思った」と話す。
夫の祖父母の家が空き家になったことから、水上さん夫婦は2018(平成30)年に青戸に引っ越し、トイレと風呂以外の全てを約2年かけて自分たちでリフォーム。2階部分をヨガスタジオに改装したという。
レッスンは、道具を使って骨盤を正しい位置に戻す「アイアンガーヨガ」、呼吸を整える「ラージャヨガ」、身体の体勢を整える「陰ヨガ」、早い動きで身体能力が高まる「パワーヨガ」などを行う。1クラス3人までの完全予約制で、男性は女性と同伴の人のみ受講可能。
水上さんは「少人数制だからこそ、頭が痛い方には肩まわりの血行をよくするポーズや、ストレスが多い方は体や足を開くことで心も解放される効果のあるリストラティブヨガを行うなど、それぞれに合わせたレッスンができる」と話し、今後については、「スノーボードとヨガをリンクさせていきたい。冬はヨガ教室のお客さまとスノーボードツアーに行ったり、夏はサップやキャンプをしながら自然の中でヨガを行うツアーを開いてみたい」と意気込む。
受講料は60分1,500円(10回通うと1回無料)。前日までに要予約。