漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(通称「こち亀」)」の201巻が10月4日に発売され、舞台となっている亀有駅がポスタージャックされている。
こち亀は1976(昭和51)年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった漫画家・秋本治さんによるギャグ漫画。連載は2016(平成28)年に終了したが、コミックスは200巻まで刊行され、コミックスの発行巻数が多い単一漫画シリーズでギネス世界記録を保有していたほど。2016(平成28)年9月、40年にわたる歴史に幕を閉じた。
201巻は連載開始45周年記念として、連載40周年と200巻刊行を記念して行われた「こち亀展」で展示したものや、2017(平成29)年以降に「週刊少年ジャンプ」に連載されたエピソードを中心に12話を収録している。
今回、5年ぶりとなる201巻の発売を記念して、亀有駅ではポスターによるジャック企画が行われている。ポスターは亀有の街並みや作品中に登場したゆかりの地の風景(実写写真)に漫画の風景(イラスト)を合成したデザインと、作中で使われた名言を配置。全部で10枚あるポスターには「ただいま!」とメッセージが記されている。
地元在住で亀有駅利用者の30代男性は「両さんが帰ってきてくれて嬉しい。懐かしいひとコマと落ち着く地元の風景がマッチしたポスターで、こち亀らしい雰囲気が味わえた」と話していた。
ポスターの掲示は10月10日まで。