「区民感謝乗馬デー」が9月26日、水元スポーツセンター公園内のポニースクールかつしか(葛飾区水元1)で行われた。
ポニースクールかつしかは、葛飾区制施行50周年記念事業の一つとして、1982(昭和57)年8月に開園した子どものための社会教育施設で、幼児から中学生までの子どもたちがポニーの世話や乗馬、子ども同士の交流を通して、「豊かな人格形成を図ること」を目的に運営し、1年を通して乗馬の教室を開いている。
同イベントは、大人にもポニーとの触れ合いを知ってほしいという思いから無料で例年開いてきたが、コロナ禍と緊急事態宣言による延期で昨年は開催できず、今回は2年ぶりの開催となった。
施設の管理者になって1年目の鈴木善博さんは「ポニーも職員も、お客さんあって成り立つ仕事。コロナ禍の状況で、人ありきということを改めて認識した」という。葛飾区の子どもたちについては、「他のポニースクールも見ているが、子どもたちがおとなしくなった印象。しかし葛飾の子どもたちは元気。いい意味での昔ながらの子どもが多く、見ていて楽しく元気をもらえる」と話す。
子ども2人を同施設に通わせているという40代男性は、この日が乗馬初体験だった。「普段できない経験が家の近くでできるというのはとても嬉しい。妻も30年ほど前の卒業生、親子2代で通っている」と話す。