葛飾総合高校(葛飾区南水元4)の生徒がコミュニティーFM局「かつしかFM」(立石5)で11月16日と30日の2日間、ラジオ番組の制作を体験した。
同校では、3年生の選択授業の中に「コンテンツクリエイション」という選択科目があり、生徒は年間を通して動画制作などを学び、これまでは同校を紹介するユーチューブ動画を制作していた。同科目を指導する堀口剛さんは「若者のラジオ離れが進む中、今回のラジオ番組制作を通じて、どうやって番組が作られ放送されているかを生徒に知ってほしかった」と企画の意図を話す。
生徒たちは番組内容の企画から収録まで行ったが、学生たちからの質問も多く、町工場や店、会社で聴いている大人たちなど、聴いている人を想像しながら番組制作に臨んだ。その中で、自分たちにしかないものを武器にコンテンツを作っていったという。
生徒たちは3チームに分かれ、自らが考えた「葛総ラジオ」「ゆるゆるラジオ」「葛総ハイスクール!」の3番組を制作。かつしかFMのスタッフからラジオ収録の説明を受け、各番組15分の収録に臨み、学校生活やあるあるエピソード、興味のあるアニメの紹介などを行った。
収録を終えた生徒は「いつもは声優さんのラジオしか聴いたことがなかったが、タイトルコールでエコーがかかったときは、こういうの聴いたことあると思って楽しく収録できた」「芸人さんのラジオは聴いたことがあったけれど、体験してみてラジオの仕事に就くのも楽しそうだと感じた」と話す。
生徒たちが制作した3番組は、かつしかFMで12月12日16時から放送を予定しているほか、ダイジェスト版を音声プラットフォーム「Voicy(ボイシー)」の「葛飾経済新聞ラジオ」チャンネルでも配信する。