葛飾・亀有の流木とハンドメードアクセサリーの「KinKonKan(キンコンカン)」(葛飾区亀有3)が1月23日で3周年を迎えた。
店主の徳田麻由美さんはインテリアの専門学校を卒業。その頃から雑貨店を出すことが夢だったという。趣味で流木を加工していた知人との出会いがあり、流木の魅力に引かれ2019(平成31)年、同店オープンに至った。
同店は流木そのものや流木を加工した商品をメインに、流木と組み合わせると相性のいいエアープランツ、徳田さんの趣味でもあるハンドメード雑貨を取り扱い、季節を意識した商品を置くようにしているという。
徳田さんは「流木はさまざまな大きさ、形状のものがあり、一つ一つが全て一点物。流木の持つ癒やしや安らぎ、自然を感じてほしい」と、その魅力を話す。流木を専門で取り扱っている珍しさから、これまで複数のテレビ番組でも紹介されている。
流木は自ら定期的に日本各地を回り探しに行くという。「2トントラックで移動し、浜辺や川沿いを歩き回る。かなりの重労働。集めた流木は商品にするため漂白、洗浄して乾燥。一通りの工程で2週間ほど掛かる」と苦労を話す。
今後について、「コロナ禍なのでオンライン販売を強化していきたい。現在も行っているがオーダーメードの製作に積極的に取り組み、希望に合わせたオリジナル商品を提供していきたい。流木への印字もでき、写真をそのまま流木に転写することも可能なので多くの方に楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
昨年9月には、2店舗目となる中川店(足立区中川5)もオープンし、豊富な流木のほか、骨董(こっとう)品や古民具を取りそろえている。
営業時間は11時~19時。水曜・第3火曜定休。