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堀切にビアバー「きちブルーイング」 区内初のクラフトビール醸造所開設目指す

きちブルーイング店主の羽鳥亮介さん

きちブルーイング店主の羽鳥亮介さん

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 葛飾・堀切ラッキー通り商店街に4月2日、ビアバー「きちブルーイング」(葛飾区堀切2)がオープンした。

「きちブルーイング」オリジナルグラス

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 同店では、ビール醸造の設備導入や認可手続きを進めており、早ければ今夏にもビアバー併設の醸造所を開設する予定。開設すれば葛飾区内で初のクラフトビール醸造所となる。

 店主の羽鳥亮介さんは、2014(平成26)年よりワーキングホリデー制度で訪れたオーストラリアでクラフトビールと出合い、帰国後はクラフトビール醸造所設立を目指し、伊豆や北千住の醸造所で修業を積んだ。「東京のどこかで醸造所を設立したい」と漠然と考えていたが、地元・葛飾にクラフトビール醸造所が無いことを知り、区内での開設を目指したという。

 店舗工事は羽鳥さんの友人たちの協力を得て連日行い、完成させた。開店に先立ち、伊豆韮山のクラフトビール醸造所「反射炉ビヤ」とのコラボレーション商品をオンライン販売したがすぐに完売。コラボ第2弾となる「クローズユアアイズイングリッシュエール」(レギュラー550円、ラージ900円)は、同店メニューにもラインアップしている。「バランスよく配合されたモルトが織りなすコクとキャラメルやアンズを思わせる香り」が特徴で、肉料理や揚げ物との相性が良いという。店内では常時10種類のビールを用意。1人100円のチャージで、食事も持ち込める。

 出店に際して、立石の居酒屋「ブンカ堂」(立石4)店主の西村浩志さんのサポートを受け、オープン日には出店準備で腰を痛めていた羽鳥さんに代わり、西村さんが約200杯のビールをついだ。店舗面積は17坪で、店内に15席を用意するが、当日は店外にまでテーブルを並べるほどの盛況ぶりだったという。

 今後について、羽鳥さんは「店内で醸造ができるようになったら、オリジナルビールをどんどん開発していきたい。将来的には、ほぼ自家醸造のビールだけのラインアップにできれば」と抱負を語る。

 営業時間は13時~22時。月曜定休。

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