セキグチ(葛飾区西新小岩5)がマリモクラフト(江戸川区)と共に5月20日、モンチッチの「NFTデジタル特典付きぬいぐるみ」を数量限定で発売した。
発売から48年たった今も日本のみならず世界中でたくさんの人々に愛され続けているセキグチの看板キャラクター「モンチッチ」。同商品には、「撮り下ろしモンチッチ」NFTプレミアムフォト全20種類のうちランダムで1種類と、アルバムを読む高さ16センチのモンチッチのぬいぐるみがセットとなっている。価格は4,950円。
プレミアムフォトにはシリアルナンバーが付属し、16桁のコードをサイトに入力することで、所有権を持つことができる。通常のNFTはトークンのみの販売だが、同商品にはぬいぐるみが付いている。商品は限定数の販売だったが、発売直後、すぐに完売した。
同社マーケティング部マネージャーの幡野友紀さんは「当初取引先からNFT商品による提案をもらい 、最近話題になっている技術とコラボレーションできる良いきっかけと捉えた。他社のライツ商品とは異なり、全て自社で製造・販売を行っているオリジナルキャラ。他のキャラに比べて版権管理が煩雑でなく、気軽にコラボレーションできるのがモンチッチの特徴」とNFT化のきっかけについて話す。
これまでモンチッチはエアギターに挑戦したほか、葛飾区観光協会の広報課長に就任したり、区内でモンチッチをあしらった公園の設立に協力したりするなど、積極的にコラボレーションに取り組んでいる。
幡野さんは「もともとモンチッチに興味がなくても、NFTや柴又、公園の好きな人からキャラクターのファンになってくれる人もいる。そのために、ファンの入り口になる仕掛けに取り組んでいきたい」と話す。