葛飾区立中青戸小学校(葛飾区青戸4)で6月7日、くら寿司(大阪府堺市)による同校6年生児童を対象とした出前授業「お寿司で学ぶSDGs」が行われた。
同社では、持続可能な社会に向け小学4年生~6年生を対象に体験的な学びを提供しており、今回の授業は「子どもたちにより身近な話題からSDGsを学んでほしい」という教員の思いから、同校が授業の申し込みをして実現したもの。
授業は、小学校の新学習指導要領における「持続可能な開発のための教育(ESD)」の一助となるようにデザインされており、SDGsが掲げる17のゴールのうち、12「つくる責任つかう責任」、14「海の豊かさを守ろう」、17「パートナーシップで目標を達成しよう」に関連した内容となっている。
児童らは、水揚げされてもあまり市場に出回らない「低利用魚」や回転ずしで一定期間食べられず捨てられてしまう「食品ロス」の問題について、映像や模型を活用して学んだほか、店舗で使われている機械式の回転レーンと同様のものを使った回転ずしのゲームでは、児童らが楽しみながら食品ロスの課題などについて体感した。
授業に参加した児童は「頻繁に食べに行く回転ずしを体験しながらSDGsを学ぶことができた。将来のことを考え、食品ロス問題などのSDGsについてできることから取り組みたい」と話していた。