葛飾・立石にビストロとワインの店「REMPLIR(ランプリール)」(葛飾区立石7)がオープンして11月30日で2カ月を迎えた。
席数はカウンター8席で、フランス料理をベースとしたメニューと、ワインやシードルなどのドリンクを提供する。
店主の坂口健太郎さんは赤坂プリンスホテルやワインバーなどで修業。当時の常連客からワインに合う料理を求められた経験を機に、料理とワインの組み合わせを追求し始めたという。
その後、「通勤に2時間かかっていた時間を仕事に還元したい」と思った坂口さんは、自宅から通いやすい押上のワインバー「遠藤利三郎商店」で料理長を務めた。仕事をしながら「J.S.A.認定ソムリエ」「日本シードルマイスター協会シードルアンバサダー」の資格を取得し、「飲み歩く文化があり、ワインを飲む人が多い街に店を出したかった」という思いから立石への出店を果たした。
看板メニューの一つが「ブラックアンガス牛サガリのロースト」(2,950円)。「シャルキュトリー(パテやハム、ソーセージなどの加工肉)盛り合わせ」(1,000円)など、メニューも多くそろえる。ドリンクメニューは「ビールとコーヒー以外は果実由来の醸造酒だけ」とこだわりを見せる。グラスワインは赤・白各3種と、スパークリングワイン、オレンジワイン、シードルの計9種を用意し、リクエストに応じて料理に合わせたワインを提案する。
坂口さんは「都心と変わらないお酒を楽しめる店。オープンしたばかりなので、まずは末永く続けていくのが目標」と意気込み、「立石のお酒好きの方に広く知ってもらい、ぜひ気軽に足を運んでもらいたい」と呼びかける。
営業時間は18時~23時。水曜定休。