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亀有香取神社で「神社マルシェ」 地域の人々が集い交流できるイベントに

宮司の唐松範夫さん(右)とマルシェスタッフの皆さん

宮司の唐松範夫さん(右)とマルシェスタッフの皆さん

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 葛飾の亀有香取神社(葛飾区亀有3)で10月16日、「第8回亀有神社マルシェ」が行われた。

神社境内の会場は多くの人でにぎわう

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 今年1月から第3日曜に境内で行われているハンドメード雑貨を販売するブースやキッチンカーが並ぶ同イベント。今回は、アクセサリーや革小物、布小物などのハンドメード雑貨販売が16店、ベーグルや鶏丼、クレープ、餃子、ハンバーガーなどのキッチンカーが6台並んだほか、献血車や移動古書店が登場し、地域の人々でにぎわった。

 同神社は2018(平成30)年12月に鎮座740年を記念し、境内、社務所、社殿を全てバリアフリー化する大規模改修を行った。その際、境内に御神木のクスノキなどは残し、地域の人々が集える広場を設けたことをきっかけに同マルシェが始まったという。

 宮司の唐松範夫さんは「神社は町の共有財産であり、マルシェを通して老若男女の交流や絆を深めてもらえるよう、地域の活性化の一助になりたい。例大祭や初詣のような華やかな神事とは別に、鎮守の森という異空間で境内の木々とともに季節を感じたり、本を読んだり、食事を楽しんだりしながら、人と人との横のつながりを作っていきたい。特に小さな子どもたちと年配の方との世代間交流の場としてぜひ、神社に足を運び楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 今回、初の試みとして古書の移動販売車「ブルーバードブックス」が出店し、来場者の目を引いた。店主の草薙みちるさんは「小さい店だが、その利点を生かして、あらゆる世代の人が本を手に取る機会を作りたい。ここは子どもから年配の方までいるのがいい」と話す。

 販売以外では「神社de献血」と題し、献血車が境内に入り献血会も行った。「コロナ禍で献血会場が減少し、全国的に献血者が不足しているので実施している。今後も続けたいので、ぜひ参加してもらえれば」と唐松さん。

 今後はマルシェに合わせ、境内の神楽殿を会場に、おはやし教室や武道演舞、民謡、舞踊のお披露目なども検討しているという。

 次回開催は11月20日を予定。12月には「クリスマスマルシェ」も企画している。

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