葛飾区は2月7日、区内に相撲部屋を構える九重部屋(葛飾区奥戸1)、二子山部屋(柴又2)、今年10月に墨田区から葛飾区青戸に移転予定の大島部屋と連携・協力に関する協定を結んだ。
相撲を通じて観光・文化・教育などの分野において、区の一層の活性化と相互の発展を図ることが目的の同協定。同日行われた締結式には、九重親方(元大関・千代大海)、二子山親方(元大関・雅山)、大島親方(元関脇・旭天鵬)と青木克德葛飾区長が出席した。
九重親方は「地域の祭りでちゃんこを振る舞い、食フェスなどのイベント参加で餅つきを行うなど、力士と触れ合える機会がもてれば。将来、葛飾の元気な子どもたちにも入門してもらいたい」と言い、「3人の親方は同世代で仲がいい。3人で知恵を出して地域を盛り上げていきたい」と意気込む。
二子山親方は「コロナが落ち着き始めてきたので、葛飾の皆さんに稽古を見てもらいたい。葛飾は年配の人が頑張っている印象でとても活力をもらえる。情もあって大好き」と話し、大島親方は「相撲部屋は入りづらいイメージがあるが、それをなくしていきたい」と言い、「アリオ亀有に行くのも楽しみ」と笑いを誘った。
協定を結んだ3親方へ向けて、青木区長は「それぞれの部屋が葛飾に来てくれることが決まった際、まず地域の皆さんと話したが、どの地域の皆さんもとても喜んでくれた。コロナが落ち着いてきたら、祭り、餅つきへの参加や相撲大会の開催などをお願いしたい」と協力を呼びかけた。