柴又帝釈天の愛称で知られる経栄山題経寺(葛飾区柴又7)で2月18日、ファッションショー「華(か)つしかレッドカーペット」が行われた。
BLEA(ブレア)学園(目黒区)と京都きもの友禅(中央区)と葛飾区が共同で企画し、BLEA学園の生徒たちがモデルとなって、和服のファッションショーを行った。メークやランウェーの演出はBLEA学園が、着物の提供は京都きもの友禅が、それぞれ担当した。
今回の企画について葛飾区観光課中島惠美子課長は「柴又に若者に興味のあるイベントを起こし、にぎわいの創出を考えた。モデルだけでなくヘアメークやスタッフもBLEA学園の生徒が担当している」と話す。
ショーは、境内の渡り廊下部分にレッドカーペットを敷いて行われた。レッドカーペットをランウェーに見立て、男女23人のモデルを観客が囲む中、着物と自身をアピールするシーンも。およそ4000人集まった観客から応援する声が上がった。
ショー終盤には、モデルのゆうちゃみさんが白い着物で登場。レッドカーペットを歩く姿に、観覧に訪れた新宿区在住の20代女性は「歩く姿がとてもかっこよかった。堂々としていて裏表を感じさせないのがゆうちゃみさんのいいところ。今後も応援していきたい」と話していた。
レッドカーペットイベント後は、モデルたちが柴又の参道へ繰り出し、店をアピールした。足立区在住の70代女性は「若い力と歴史のある街並みが相まって楽しい。今後も伝統にとらわれずに新しい挑戦をしてほしい」とエールを送る。