「第3回葛飾ものづくりフェア」が3月11日・12日の2日間、アリオ亀有(葛飾区亀有3)で行われた。主催は亀有信用金庫(亀有3)。
同イベントは、コロナ禍で長らく催事ができなかった区内の伝統産業や商店の販促に貢献したいという思いから、同信金が3年ぶりに復活させた。
清水硝子の「江戸切子」、葛飾で70年近く続く手打ち刃物「菊和弘」など、葛飾区を代表する伝統工芸5社、ユニークなオリジナル製品を販売する町工場3社、さらに地元で新規オープンした食品店4社が出展した。
同信金事業支援部長の斉藤慎一さんは「区内産業が世代を超えて繁栄していってほしいというコンセプトから、老舗からニューフェースまで広く声をかけた。アリオ亀有の熱心な事前告知で想定以上の来場者があった」と話す。
出展した清水硝子の清水三千代社長は「江戸切子を若い世代に知ってもらうため、オンライン販売やPR動画の制作をしているが、製品の価値やブランドイメージを直接伝えられるリアルイベントが改めて貴重な機会だと感じた」と手応えを話す。
両日とも多くの人出があり、出展社の販売実績にも手応えを感じたという斉藤さんは「来年以降も、継続的に開催したい」と意気込む。